ケアプラン予防プラン「運動器の機能向上」の文例集|在宅継続・転倒予防・閉じこもり予防など場面別に整理

予防プラン文例

「介護予防サービス計画書の運動器の欄、何をどう書けば自立支援になるのか」——そんなときに使える、介護予防サービス計画書(予防プラン)の「運動器の機能向上」を支援する場面の文例を集めました。気になる行をコピーして、ご本人の状態に合わせて整えてお使いください。

予防プランは、要支援1・2の方や、地域支援事業(総合事業)の対象になる方を対象に作るケアプランです。介護保険のケアプラン(第1〜3表)とは様式が異なり、「アセスメント領域と現在の状況」「本人・家族の意欲・意向」「領域における課題(背景・原因)」「総合的課題」「課題に対する目標と具体策の提案」「具体策についての意向(本人・家族)」「目標」「目標についての支援のポイント」「本人等のセルフケアや家族の支援、インフォーマルサービス」「介護保険サービスまたは地域支援事業」「サービス種別」「事業所」「期間」といった欄が並びます。

※介護予防支援の標準様式では「目標」は原則一本化されています。保険者によっては運用上「長期目標/短期目標」を併記する場合があるため、本記事では便宜的に長期目標・短期目標の文例を分けて掲載しますが、お住まいの保険者の様式・運用に合わせて書き分けてください。

このページでは、運動器の機能向上を支援するときに、それぞれの欄に書ける文例を場面別に整理しました。

書くときの前提を、先に3つだけ。

  • 予防プランは「本人ができることを保つ・取り戻す」自立支援が出発点。介護保険のプランより主体性を前面に出す。
  • 目標は本人を主語にして書く(例:「私は〜できるようになる」「〜を続けられる」)。
  • 具体策は「本人がやること」「家族・地域がやること」「サービスでやること」を分けて書くと整理される。
  1. 在宅生活継続を目指す場合
    1. 総合的課題の文例
    2. 長期目標の文例
    3. 短期目標の文例
    4. 本人・家族・地域でできる具体策の文例
    5. サービスでの援助内容の文例(介護予防通所型サービス/介護予防訪問型サービス等)
  2. 転倒の既往がある場合
    1. 総合的課題の文例
    2. 長期目標の文例
    3. 短期目標の文例
    4. 本人・家族・地域でできる具体策の文例
    5. サービスでの援助内容の文例
  3. 閉じこもり傾向がある場合
    1. 総合的課題の文例
    2. 長期目標の文例
    3. 短期目標の文例
    4. 本人・家族・地域でできる具体策の文例
    5. サービスでの援助内容の文例
  4. 認知機能の低下を併せ持つ場合
    1. 総合的課題の文例
    2. 長期目標の文例
    3. 短期目標の文例
    4. 本人・家族・地域でできる具体策の文例
    5. サービスでの援助内容の文例
  5. 退院後の体力回復を支える場合
    1. 総合的課題の文例
    2. 長期目標の文例
    3. 短期目標の文例
    4. 本人・家族・地域でできる具体策の文例
    5. サービスでの援助内容の文例
  6. 状態が安定し維持を目指す場合
    1. 総合的課題の文例
    2. 長期目標の文例
    3. 短期目標の文例
    4. 本人・家族・地域でできる具体策の文例
    5. サービスでの援助内容の文例
  7. ここから「書き方のコツ」(深めたい方向け)
    1. コツ1:目標は「本人を主語」にして書く
    2. コツ2:具体策は「本人/家族・地域/サービス」を分けて書く
    3. コツ3:通所介護・訪問介護の呼び方は「介護予防○○」が原則
    4. コツ4:「リハビリ」と書き切らず、生活の中で体を動かす機会と表現する
    5. 運営指導で見られやすいポイント
    6. 現場のひとこと
  8. この記事を書いた人

在宅生活継続を目指す場合

足腰の力を保って、今の暮らしを続けたい方の文例です。要支援1・2でもっとも多い場面です。

総合的課題の文例

  • 加齢に伴い下肢筋力や歩行の安定性に低下がみられ、現在の在宅生活を続けていくうえで、運動器の機能を保つことが課題となっている。
  • 外出や活動量の減少から下肢の筋力低下が進みつつあり、転倒や生活範囲の縮小を防ぐために、体を動かす機会を確保することが必要となっている。
  • 現在は自立して生活されているが、立ち上がりや階段昇降に不安が出始めており、運動器の機能を維持することが在宅継続の鍵となっている。
  • 買い物や通院など外出の機会は保てているものの、歩く距離や速さが落ちてきており、移動能力の維持が課題となっている。

長期目標の文例

  • 住み慣れた自宅で安全に生活を続けることができる。
  • 買い物や通院などの外出を、自分の足で続けることができる。
  • 家事や身の回りのことを、これまで通り自分で続けることができる。
  • 転ばずに、これまでの生活範囲を保って暮らすことができる。

短期目標の文例

  • 週2回の運動の機会を持ち、下肢筋力の維持を図ることができる。
  • 自宅周辺を一人で歩いて出かけることが、安定して続けられる。
  • 椅子からの立ち上がりを、手すりや支えなしで行うことができる。
  • 休まずに歩ける距離を、現状と同じ水準で保つことができる。

本人・家族・地域でできる具体策の文例

  • 本人:毎日決まった時間に家の中を歩いたり、椅子からの立ち上がりを繰り返したりして、生活の中で体を動かす機会を保つ。
  • 本人:買い物や用事はできるだけ自分の足で出かけ、活動量を保つ。
  • 家族:天気のよい日は一緒に散歩に出かけたり、無理のない範囲で外出に誘ったりする。
  • 家族:本人が運動を続けられるよう、声かけと励ましで支える。
  • 地域:近所の体操教室や通いの場の情報を伝え、参加のきっかけをつくる。

サービスでの援助内容の文例(介護予防通所型サービス/介護予防訪問型サービス等)

  • 介護予防通所型サービス:週1〜2回利用し、下肢筋力強化やバランス訓練を中心とした運動プログラムに取り組み、在宅生活に必要な体力の維持を図る。
  • 介護予防通所型サービス:理学療法士等の助言のもと、本人の状態に合わせた運動メニューを実施し、自宅でも続けられる体操を身につける。
  • 介護予防訪問型サービス:生活援助と並行して、自宅でできる簡単な運動を一緒に行い、生活の中で体を動かす習慣づくりを支える。
  • 地域支援事業(総合事業):通いの場や住民主体型の体操教室につなぎ、地域での活動を通じて運動機会を継続的に確保する。

転倒の既往がある場合

過去に転倒したことがあり、再発を防ぎたい方の文例です。ご本人の不安にも触れて書くのがポイントです。

総合的課題の文例

  • 過去に転倒の既往があり、再転倒への不安から活動量が低下しつつあるため、運動器の機能を保ち、安心して動ける状態を取り戻すことが課題となっている。
  • 転倒後の回復過程にあり、下肢筋力やバランス能力の低下を補いながら、再発を防ぐための取り組みが必要となっている。
  • 転倒の経験から外出に消極的になっており、生活範囲の縮小と運動機能の低下の悪循環を断つことが課題となっている。
  • 自宅内での転倒歴があり、住環境と動作の両面から再発予防に取り組むことが必要となっている。

長期目標の文例

  • 転ばずに自宅での生活を安心して続けることができる。
  • 再び外出への自信を取り戻し、これまでの生活範囲を保つことができる。
  • 自分のペースで安全に動けるようになり、転倒への不安を和らげることができる。

短期目標の文例

  • 自宅内で転倒なく1日を過ごすことができる。
  • 歩行時にふらつきを感じる場面が減り、安定して歩くことができる。
  • 椅子からの立ち上がりや方向転換を、慌てずに行うことができる。
  • 運動の習慣を続けることで、下肢筋力の低下を防ぐことができる。

本人・家族・地域でできる具体策の文例

  • 本人:転びやすかった場面を振り返り、急がず・慌てずを意識して動く。
  • 本人:自宅でできる体操や歩行練習を、無理のない範囲で毎日続ける。
  • 家族:自宅内の段差・敷物・コード類など、転倒の原因になりやすい環境を一緒に見直す。
  • 家族:夜間のトイレや起き抜けなど、転びやすい時間帯に声をかける。
  • 地域:近隣の見守りや、転倒予防教室への参加につなげる。

サービスでの援助内容の文例

  • 介護予防通所型サービス:再転倒予防を目的に、下肢筋力強化・バランス訓練・歩行訓練を中心としたプログラムを行い、安全に動ける身体づくりを支える。
  • 介護予防訪問型サービス:自宅内の動線を一緒に確認しながら、転倒しやすい動作を見直し、安全な動き方を身につける。
  • 介護予防福祉用具貸与(手すり・歩行器等/介護予防では適用種目に要件があり、T字杖は対象外など):必要に応じて活用を検討し、専門職の助言のもとで安全な移動を支える(適用可否は状態と保険者判断による)。
  • 地域支援事業:転倒予防教室や通いの場に参加し、地域とのつながりを保ちながら運動機会を確保する。

閉じこもり傾向がある場合

外出が減って活動量が落ち、廃用が進みつつある方の文例です。運動と社会参加を一緒に書くのがポイントです。

総合的課題の文例

  • 外出の機会が減り、生活範囲が自宅中心となっていることから、下肢筋力や活動量の低下が進みつつあり、運動器の機能を保つ働きかけが課題となっている。
  • 人と関わる機会が減ったことで意欲の低下と活動量の低下が重なっており、社会参加と運動の機会を一体的に確保することが必要となっている。
  • 体を動かさない時間が長くなり、廃用による生活機能の低下が懸念されるため、無理なく続けられる運動と外出の機会づくりが課題となっている。

長期目標の文例

  • 週に1回以上、自宅の外に出る機会を持つことができる。
  • 自分の楽しみと感じられる場に出かけ、生活に張りを保つことができる。
  • 体を動かす習慣を取り戻し、自宅での生活を続けるための体力を保つことができる。

短期目標の文例

  • 週1回、通いの場やサービスに参加することができる。
  • 1日の中で、座っている時間と動いている時間のバランスを意識して過ごすことができる。
  • 近所まで歩いて出かけることが、無理なくできるようになる。

本人・家族・地域でできる具体策の文例

  • 本人:「行ってみたい」「やってみたい」と感じることから、小さく始める。
  • 本人:自宅でも、テレビ体操やラジオ体操など、決まった時間に体を動かす習慣を持つ。
  • 家族:外出や参加を強く促さず、本人のペースを尊重して声をかける。
  • 家族:一緒に出かけられる機会をつくり、外出のきっかけを増やす。
  • 地域:通いの場・サロン・町内の催しなど、本人が無理なく参加できる場の情報を共有する。

サービスでの援助内容の文例

  • 介護予防通所型サービス:週1回の通所を通じて、運動・交流・楽しみの機会を一体的に提供し、活動量と社会参加の両面を支える。
  • 介護予防訪問型サービス:自宅でできる簡単な運動を一緒に行いながら、外出への意欲が高まる関わりを続ける。
  • 地域支援事業:通いの場や住民主体型の活動につなぎ、地域とのつながりを取り戻すきっかけをつくる。

認知機能の低下を併せ持つ場合

軽度の認知機能低下があり、運動も併せて支えたい方の文例です。本人の主体性と尊厳を大切にする書き方が前提です。

総合的課題の文例

  • 軽度の認知機能の低下に加えて、活動量の減少による運動器の機能低下がみられるため、本人が安心して取り組める形で運動の機会を保つことが課題となっている。
  • もの忘れにより日課が定着しにくい状況のなか、生活リズムを保ちながら無理なく体を動かす機会を確保することが必要となっている。
  • 認知機能と運動機能の低下が重なることで、生活全般への影響が懸念されるため、なじみの環境のなかで運動と交流の機会を保つことが課題となっている。

長期目標の文例

  • なじみの場と人の中で、安心して体を動かす機会を持ち続けることができる。
  • 自分のできることを保ちながら、自宅での生活を続けることができる。
  • 運動と交流を通じて、生活リズムと意欲を保つことができる。

短期目標の文例

  • 週1〜2回、決まった時間に運動の機会を持つことができる。
  • 通所サービスや通いの場に、安心して参加することができる。
  • 本人ができる動作(立ち上がり・歩行等)を、無理なく続けることができる。

本人・家族・地域でできる具体策の文例

  • 本人:好きな音楽や楽しみと組み合わせて、無理のない形で体を動かす。
  • 家族:日課のなかに体を動かす時間を組み込み、声かけで支える。
  • 家族:本人ができていることを認め、自信を保てる関わりを意識する。
  • 地域:認知症の方も参加しやすい通いの場やカフェなど、安心できる居場所につなぐ。

サービスでの援助内容の文例

  • 介護予防通所型サービス:本人の状態に合わせた運動・体操を、なじみのスタッフのもとで行い、安心して取り組める環境で運動機能の維持を図る。
  • 介護予防訪問型サービス:自宅での簡単な運動や、活動と休息のリズムづくりを一緒に行い、生活機能の低下を防ぐ。
  • 地域支援事業:認知症の方も参加できる通いの場やサロンにつなぎ、運動と交流を一体的に支える。

退院後の体力回復を支える場合

入院や療養で体力が落ち、退院後の在宅生活を立て直したい方の文例です。

総合的課題の文例

  • 入院による安静期間を経て下肢筋力や持久力が低下しており、退院後の在宅生活を安定させるために運動器の機能の回復を図ることが課題となっている。
  • 退院後しばらく活動量が落ちており、生活機能の低下を防ぐために、段階的に運動の機会を確保することが必要となっている。
  • 主治医の指示のもとで活動範囲を広げていく段階にあり、無理のない範囲で運動機能の回復を支える取り組みが必要となっている。

長期目標の文例

  • 退院前の生活水準を、自宅で取り戻すことができる。
  • 自分の足で外出や買い物に出かけられるようになる。
  • 家事や身の回りのことを、自分のペースで続けられるようになる。

短期目標の文例

  • 自宅内を、休まずに移動することができる。
  • 1日の活動と休息のバランスを意識し、無理のない範囲で体を動かすことができる。
  • 通所先での運動を、決められた回数続けることができる。

本人・家族・地域でできる具体策の文例

  • 本人:主治医や担当職員から助言された範囲で、毎日少しずつ体を動かす。
  • 本人:体調の変化(疲れ・痛み・息切れ等)を感じたら、無理せず休む。
  • 家族:体調の変化に気づいたら、主治医や担当ケアマネに早めに相談する。
  • 家族:本人のペースを尊重し、回復を急かさない関わりを心がける。

サービスでの援助内容の文例

  • 介護予防通所型サービス:主治医や本人の状態を踏まえた運動プログラムを行い、段階的に体力と生活機能の回復を支える。
  • 介護予防訪問型サービス:生活援助と一緒に、自宅でできる軽い運動を一緒に行い、退院後の活動量低下を防ぐ。
  • 必要に応じて、医療職(主治医・訪問看護等)との連携のもと、運動の内容や負荷を調整する。

状態が安定し維持を目指す場合

現状大きな問題はないが、今の機能を保ちたい方の文例です。予防的な視点で使いやすい場面です。

総合的課題の文例

  • 現在は安定した生活を送られているが、加齢に伴う運動機能の低下が予測されるため、現状を維持し、低下を未然に防ぐ取り組みが必要となっている。
  • 大きな支障はみられないものの、活動量の減少傾向があるため、生活の中で体を動かす機会を保つことが課題となっている。

長期目標の文例

  • 今の生活機能を保ち、自宅での暮らしを続けることができる。
  • 現在続けている家事・趣味・外出を、これまで通り続けることができる。

短期目標の文例

  • 週2回以上、体を動かす機会を持つことができる。
  • 現在の歩行能力(距離・速さ)を保つことができる。
  • 自宅でできる体操を、習慣として続けることができる。

本人・家族・地域でできる具体策の文例

  • 本人:起床後・食前など、決まったタイミングで体操を行う習慣をつくる。
  • 本人:これまで続けてきた家事や趣味を、できる範囲で続ける。
  • 家族:本人の取り組みを認め、続けやすい雰囲気をつくる。
  • 地域:通いの場や体操教室など、無理なく参加できる場に継続的につながる。

サービスでの援助内容の文例

  • 介護予防通所型サービス:現在の生活機能を維持することを目的に、本人の状態に合わせた運動プログラムを継続的に行う。
  • 地域支援事業:通いの場や住民主体型の体操教室など、地域の社会資源を活用して運動機会の継続を支える。

ここから「書き方のコツ」(深めたい方向け)

すぐ使いたい方は、ここから先は読まなくて大丈夫です。

コツ1:目標は「本人を主語」にして書く

❌ 下肢筋力の維持・向上を図る。

⭕ 自宅周辺を一人で歩いて出かけることが、安定して続けられる。

📝 予防プランは自立支援が出発点です。目標が「支援者が何をするか」ではなく「本人がどうなりたいか」になっていると、本人の主体性が伝わり、評価もしやすくなります。「下肢筋力の維持」は手段、「自分の足で外出できる」がご本人にとっての目的、と考えると整理しやすいです。

コツ2:具体策は「本人/家族・地域/サービス」を分けて書く

❌ 運動の機会を確保する。

⭕ 本人:毎日決まった時間に家で体操を行う/家族:散歩に誘う/サービス:通所で運動プログラムに参加する。

📝 予防プランは、本人のセルフケア・家族やインフォーマルの支援・公的サービスを役割分担して書く欄が分かれています。誰が何をするかを分けて書くと、サービスへの「丸投げ」にならず、本人が主役のプランに整います。

コツ3:通所介護・訪問介護の呼び方は「介護予防○○」が原則

📝 要支援1・2の方が使う通所・訪問のサービスは、平成29年度までの旧称「介護予防通所介護」「介護予防訪問介護」から、各市町村の総合事業(地域支援事業)に移行し、現在は「介護予防通所型サービス」「介護予防訪問型サービス」などの名称で運用されています。市町村ごとに呼び方や基準が異なるため、お住まいの保険者の名称・運用に合わせてお使いください。

コツ4:「リハビリ」と書き切らず、生活の中で体を動かす機会と表現する

❌ リハビリを行う。

⭕ 生活の中で体を動かす機会を確保し、運動器の機能を保つ。

📝 「リハビリ」は本来、医療職(理学療法士・作業療法士等)の関わるサービス(介護予防通所リハビリテーション・介護予防訪問リハビリテーション)を指します。介護予防通所型・訪問型サービスでの運動は「リハビリ」と表記せず、「運動」「体操」「生活の中で体を動かす機会」と書くと、サービス内容と表記がずれません。

運営指導で見られやすいポイント

  • 目標が本人を主語にして書かれ、本人の主体性が表れているか。
  • 本人・家族・地域・サービスの役割が、それぞれ書き分けられているか。
  • 運動器の機能向上だけを目的にせず、生活の継続や社会参加につながる目標になっているか。
  • サービス名称(介護予防通所型・訪問型サービス等)が保険者の運用に合っているか。

現場のひとこと

予防プランは「本人ができることを保つ・取り戻す」が出発点で、ここを外すと一気にサービスありきの計画になってしまいます。迷ったときは「この方は何を続けたいのか」「そのために何の機能を保てばいいのか」を一行で書き出してから文例を選ぶと、自然と自立支援のプランに整っていきます。運動器の欄は、ご本人の暮らしの希望と機能の話をつなげる橋渡しの場所だと感じています。

※介護予防サービス計画書の様式や、運動器の機能向上を支援する各サービスの名称・適用可否・運用方法は、ご本人の状態や保険者(市町村)の判断、地域支援事業の実施状況によって異なる場合があります。文例はあくまで参考とし、ご本人の状態と保険者の運用に合わせて整えてお使いください。

(参考:厚生労働省『介護予防マニュアル 第4版』(令和3年度・運動器の機能向上を含む内容に統合)、厚生労働省老健局『介護予防・日常生活支援総合事業のガイドラインについて』)

※本記事は一般的な情報提供であり、個別事例の判断は地域包括支援センター・保険者にご確認ください。

この記事を書いた人

現役のケアマネジャー。社会福祉士として福祉の現場に20年携わり、ご本人とご家族の支援を続けてきました。管理者として運営指導も受ける立場から、現場で本当に使える文例を整理しています。実在の利用者情報は使わず、すべて一般化した架空の文例として掲載しています。

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