【転倒・骨折リスク】ケアプラン第2表の文例集|ニーズ・長期目標・短期目標・サービス内容(コピペ可)

第2表文例

足腰の衰えやふらつき、骨折の既往などで転倒のリスクがある方の第2表で、そのまま使える文例を集めました。気になる行をコピーして、ご本人の状態や住環境に合わせて整えてお使いください。

ニーズ(生活全般の解決すべき課題)の文例

転倒予防(まだ自立して動ける)

  • 足腰が弱ってきたが、転ばずに自分の足で歩き続けたい。
  • つまずきやすくなってきたので、家の中を安全に動きたい。
  • 夜にトイレへ行くとき、転ばないように安心して動きたい。
  • ふらつくことがあるので、不安なく外出できるようになりたい。

骨折の既往・再骨折の予防

  • 以前骨折したので、もう二度と転んで骨折したくない。
  • 骨が弱いと言われているので、転倒を防いで元気に過ごしたい。
  • 痛みなく動けるよう体を保ち、これまでの暮らしを続けたい。

活動量の維持(閉じこもり予防)

  • 転ぶのが怖くて動かなくなってきたが、また活動的に過ごしたい。
  • 安全を確保したうえで、できるだけ自分のことは自分でやりたい。

環境の整備

  • 家の中の段差や手すりを整えて、安心して暮らせるようにしたい。
  • 滑りやすい場所や暗い場所が不安なので、危険を減らして暮らしたい。

排泄・夜間の動作

  • 夜中にトイレへ行くのが不安なので、安全に用を足せるようにしたい。
  • 立ち上がりやかがむ動作でふらつくので、安全に身の回りのことをしたい。

長期目標の文例

  • 転倒なく、住み慣れた家で安全に生活できる。
  • 足腰の力を保ち、自分の足で生活の場面を移動できる。
  • 住環境が整い、安心して日常生活を送れる。
  • 骨折を再び起こすことなく、活動的な暮らしを続けられる。
  • 転倒への不安が和らぎ、外出や活動の機会を保てる。
  • 福祉用具を活用しながら、自分でできることを続けられる。

短期目標の文例

移動・歩行の安全

  • 手すりや歩行器を使い、ふらつかずに室内を移動できる。
  • 段差や滑りやすい場所を避け、安全な動線で生活できる。
  • 夜間も足元の明かりと手すりを使い、安全にトイレへ行ける。

身体機能の維持

  • 自宅でできる足腰の運動を、無理のない範囲で続けられる。
  • 通所の場で運動に取り組み、歩く力やバランスを保てる。

環境整備

  • 手すりの設置や段差の解消で、家の中の危険を減らせる。
  • 滑りにくい履物や福祉用具を使い、転倒の不安を減らせる。

活動・閉じこもり予防

  • 安全を確保したうえで、自分でできる家事や活動を続けられる。
  • 外出の機会を持ち、活動量と気持ちの張りを保てる。

体調・骨の健康

  • 服薬や受診を続け、骨の健康を保てる。
  • 痛みや体調の変化があれば、周囲に伝えられる。

サービス内容の文例

  • 通所介護:歩行・バランスを保つための運動、入浴の介助、活動と交流の場の提供。
  • 通所リハビリテーション:転倒予防のための運動機能向上の取り組み、専門職による評価。
  • 訪問リハビリテーション:自宅での動作練習、住環境に合わせた動線の助言。
  • 訪問介護:移動の見守り、できる動作を活かした一部介助、家事の支援。
  • 福祉用具貸与:歩行器・手すり・歩行補助つえ等による移動と安全の確保。
  • 特定福祉用具販売:入浴・排泄を安全に行うための用具(シャワーチェア・ポータブルトイレ等)の利用。
  • 住宅改修:手すりの設置、段差の解消、滑り止めの設置による危険の軽減。
  • 訪問看護:服薬・体調の管理、骨の健康や痛みの観察。
  • 本人:自宅でできる運動を続け、足元に気をつけて行動する。
  • 家族:危険箇所の見守りと、本人のペースに合わせた声かけ。
  • 居宅療養管理指導:医師・薬剤師による服薬の確認と、骨の健康に関する助言。
  • 短期入所生活介護(ショートステイ):安全な環境での生活と、家族の休息の確保。

ここから「書き方のコツ」(深めたい方向け)

すぐ使いたい方は、ここから先は読まなくて大丈夫です。

コツ1:「転ばせない」ではなく「安全に動ける」で書く

❌ 転倒の危険があるため、一人で歩かせない。

⭕ 手すりや歩行器を使い、ふらつかずに室内を移動できる。

📝 「動かさない=安全」にすると、活動量が減って足腰がさらに弱り、かえって転倒・寝たきりのリスクが上がります。転倒予防の計画は「動きを止める」のではなく「安全に動ける条件をつくる」方向で書くのが原則です。

コツ2:環境(住宅・用具)への働きかけを必ず入れる

❌ 本人が気をつけて転ばないようにする。

⭕ 手すりの設置や段差の解消で、家の中の危険を減らせる。

📝 転倒は本人の不注意だけが原因ではなく、段差・滑り・暗さなど環境要因が大きく関わります。「本人の注意」だけに頼る計画は弱く、住宅改修や福祉用具で環境側を整える視点を入れると、実効性が上がります。

コツ3:閉じこもりの予防までセットで考える

❌ 危ないので外出は控える。

⭕ 安全を確保したうえで、外出の機会を持ち、活動量を保てる。

📝 転倒を恐れて活動を減らすと、筋力低下・気分の落ち込み・社会的孤立につながります。「リスクを減らす」と「活動を保つ」を両立させる書き方が、その人の生活の質を守ります。

運営指導で見られやすいポイント

  • 転倒予防が「行動制限・閉じこもり」につながる書き方になっていないか。
  • 住環境・福祉用具など環境への働きかけが位置づけられているか。
  • 身体機能の維持(運動・活動)が計画に含まれているか。
  • 骨折の既往がある場合、再骨折予防・健康管理が見えるか。

現場のひとこと

「転ばせないケア」より「転んでも大事に至らない暮らし」。動きを止めずに守る工夫こそ、転倒予防の本筋だと思っています。

※期間や保険適用の可否は、ご本人の状態や保険者の判断によって異なります。文例はあくまで参考とし、ご本人の状況に合わせて整えてお使いください。

この記事を書いた人

現役のケアマネジャー。社会福祉士として福祉の現場に20年携わり、ご本人とご家族の支援を続けてきました。管理者として運営指導も受ける立場から、現場で本当に使える文例を整理しています。実在の利用者情報は使わず、すべて一般化した架空の文例として掲載しています。

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