【デイサービス(通所介護)】ケアプラン記入例・文例集|ニーズ・目標・サービス内容(コピペ可)

デイサービスのケアプラン文例集(第2表・コピペ可) サービス別文例

デイサービス(通所介護)を位置づけるときの第2表文例を、利用目的別に集めました。入浴・機能訓練・交流・家族の休息(レスパイト)・食事・見守り・認知症の症状安定に加え、利用開始時や行きたがらない時の文例も載せています。気になる行をコピーして、ご本人の暮らしに合わせて整えてお使いください。先にひとつだけ——「デイサービスに週2回行ける」は目標になりません。デイは手段であり、目標は通った先の暮らしの変化です。詳しくは後半の「書き方のコツ」で説明します。

ケアプラン第2表の様式図
この記事の文例は、第2表の①ニーズ ②長期目標 ③短期目標 ④サービス内容 の欄に入ります

ニーズ(生活全般の解決すべき課題)の文例

ケアプラン第2表の様式図
この章の文例は「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」欄に書きます

入浴目的

  • 自宅の浴槽をまたぐのが怖くなってきたが、週に2回は入浴して清潔を保ちたい。
  • 一人での入浴は転倒が心配なので、安心してお風呂に入りたい。
  • 体を洗うことが難しくなってきたが、さっぱりした状態で人と会いたい。
  • 入浴を控えるうちに皮膚のかゆみが出てきたので、体を清潔に保ちたい。

機能訓練・リハビリ目的

  • 足の筋力が落ちてきたので、トイレまで自分で歩き続けたい。
  • 退院してから体力が戻らないが、また近所の店まで買い物に行けるようになりたい。
  • 転んでから歩くのが怖くなったが、家の中は自分の足で歩きたい。
  • 膝の痛みとつきあいながら、今できている動作を保ちたい。

閉じこもり予防・交流目的

  • 外に出るのは月1回の受診だけなので、人と話す機会を持ちたい。
  • 夫を亡くしてから気持ちが沈みがちだが、笑って話せる場がほしい。
  • 一日中テレビの前で過ごしているので、体を動かして人と関わる時間を作りたい。
  • 昔から手芸が好きなので、趣味を通じて仲間と過ごしたい。

家族のレスパイト目的(本人主体の表現)

  • 介護してくれる娘と、これからも同じ家で暮らし続けたい。
  • 妻に負担をかけていることが心苦しいので、妻が休める時間を作りながら在宅生活を続けたい。
  • 家族に気兼ねせず過ごせる日中の居場所がほしい。
  • 息子が仕事を続けられるように、日中は安心できる場所で過ごしたい。

食事・栄養確保目的

  • 一人だと食事を抜いてしまうので、昼食をきちんととれる日を作りたい。
  • 食が細くなり体重が減ってきたので、栄養のある食事をとって体力を保ちたい。
  • かむ力が弱くなってきたが、自分に合った形の食事をおいしく食べたい。

見守り・安否確認目的

  • 一人暮らしで日中に誰とも会わない日があるので、体調を気にかけてくれる場がほしい。
  • 血圧の変動があるので、定期的に体調を見てもらいながら過ごしたい。
  • 持病があっても、体調を見てくれる職員のいる場所で安心して過ごしたい。

認知症の症状安定目的

  • もの忘れが増えて不安だが、なじみの人がいる場所で落ち着いて過ごしたい。
  • 昼夜が逆転しがちなので、日中に活動して夜眠れる生活リズムを取り戻したい。
  • 家では怒りっぽくなってしまうことがあるので、穏やかに過ごせる時間を持ちたい。
  • できることまで取り上げられたくないので、役割のある過ごし方をしたい。

利用開始時(環境に慣れる段階)

  • 初めての場所は緊張するので、少しずつ通うことに慣れていきたい。
  • 集団で過ごした経験が少ないので、自分のペースで過ごせる居場所を見つけたい。
  • 新しい環境でも、安心して1日を過ごせるようになりたい。

利用拒否・行きたがらない時

  • 大勢の中で過ごすのは気が進まないが、体力の低下は自分でも心配なので、無理のない形で外に出る機会を持ちたい。
  • 年寄り扱いはされたくないので、自分の役割や楽しみを感じられる形で通いたい。
  • 行きたくない日があっても、責められずに自分のペースで続けたい。

長期目標の文例

ケアプラン第2表の様式図
この章の文例は「長期目標」欄に書きます
  • 週2回の入浴を続け、清潔を保って人と会うことを楽しめる。
  • トイレや室内の移動を自分の足で行い、在宅生活を続けられる。
  • 定期的な外出と交流を続け、張り合いのある生活を送れる。
  • 家族と支え合いながら、住み慣れた家での生活を続けられる。
  • 1日3食の食事がとれ、体重を保って体調よく過ごせる。
  • 体調の変化に早く気づいてもらえる体制のもとで、一人暮らしを続けられる。
  • 生活リズムが整い、穏やかな気持ちで自宅での生活を続けられる。
  • 自分に合った日中の過ごし方を見つけ、楽しみを持って生活できる。

短期目標の文例

ケアプラン第2表の様式図
この章の文例は「短期目標」欄に書きます

入浴・清潔保持

  • 週2回、見守りと一部介助を受けながら安全に入浴できる。
  • 入浴時に皮膚の状態を見てもらい、変化があれば看護職員に伝えられる。
  • 洗身・洗髪のうち、できる部分は自分で行える。

機能訓練・リハビリ

  • 週2回の機能訓練を続け、手すりを使ってトイレまで1人で歩ける。
  • 椅子からの立ち上がりを、支えなしで行える。
  • 自宅でもできる体操を覚え、朝夕5分ずつ続けられる。

交流・活動

  • 週2回の利用日に、他の利用者との会話やレクリエーションを楽しめる。
  • 好きな手芸の時間を持ち、作品を1つ作り上げることができる。
  • 月1回の外出行事に参加し、外に出る機会を持てる。

家族の負担軽減(レスパイト)

  • 週3回、日中をデイサービスで過ごし、生活のリズムを保てる。
  • 利用日は家族が自分の時間を持ち、無理なく介護を続けられる。
  • 本人の様子を連絡帳で家族と共有し、体調の変化に一緒に気づける。

食事・栄養

  • 利用日は昼食と水分をとり、食事量を職員に確認してもらえる。
  • 月1回の体重測定を続け、体重の減少に早く気づける。
  • かむ力に合わせた食事の形で、むせずに食事をとれる。

見守り・体調管理

  • 利用日に血圧・体温の測定を受け、変化があれば受診につなげられる。
  • 体調の気になる変化を、職員からケアマネジャー・家族へその日のうちに伝えてもらえる。
  • 食事・服薬・睡眠の様子を利用日に確認してもらい、一人暮らしの生活を保てる。

認知症の症状安定

  • なじみの職員のかかわりのもと、落ち着いて1日を過ごせる。
  • 日中の活動量を確保し、夜に眠れる日を増やせる。
  • 配膳の手伝いなど役割を持ち、「ありがとう」と言われる機会を持てる。

利用開始・定着(拒否がある時)

  • まずは週1回・半日の利用から始め、疲れずに帰ってこられる。
  • 迎えの担当をなじみの職員に固定してもらい、月の利用予定日の半分以上に参加できる。
  • 嫌だったこと・楽しかったことを、職員やケアマネジャーに伝えられる。

サービス内容の文例

ケアプラン第2表の様式図
この章の文例は「サービス内容」欄に書きます

入浴・清潔保持の支援

  • 通所介護:見守りから一部介助での入浴。洗身など本人ができる動作は本人が行い、できない部分を介助する。
  • 通所介護:入浴前後の血圧・体温測定による体調確認と、入浴時の皮膚状態の観察。
  • 本人・家族:利用日以外の洗面・着替えなど、自宅でできる清潔保持の継続。

機能訓練・リハビリ

  • 通所介護:機能訓練指導員による個別機能訓練(歩行・立ち上がり・バランスの訓練を、トイレ移動など自宅の生活動作につなげる形で実施)。
  • 通所介護:集団体操・レクリエーションによる活動量の確保。
  • 本人:デイで覚えた体操を自宅でも朝夕に続ける。

食事・交流・活動

  • 通所介護:昼食の提供と食事量・水分量の確認、かむ力・飲み込む力に合わせた食事の形の調整。
  • 通所介護:レクリエーション・趣味活動・季節の行事を通じた、他の利用者との交流の機会。
  • 通所介護:月1回の体重測定と、減少があった場合のケアマネジャーへの報告。

送迎・見守り・家族との連携

  • 通所介護:自宅玄関からの送迎と、乗り降りの際の見守り・介助。
  • 通所介護:利用日の健康チェック(血圧・体温・表情や動きの観察)と、異変時の家族・ケアマネジャー・主治医への連絡。
  • 通所介護:連絡帳による家族との情報共有(食事量・活動の様子・気になる変化)。
  • 家族:利用日の送り出しと連絡帳の確認。デイ利用中は休息や自分の用事の時間にあてる。

認知症対応型通所介護を位置づける時

認知症対応型通所介護は、主治医により認知症と診断されている方が対象です。位置づける前に、診断の有無を確認してください。

  • 認知症対応型通所介護:定員12人以下の少人数でのなじみの関係づくりと、本人のペースに合わせた活動・役割の提供。
  • 認知症対応型通所介護:生活歴に沿った個別のかかわりと、家族への介護方法の助言。
  • 多職種での情報共有:症状の変化と、落ち着いて過ごせたかかわり方(声かけ・席の位置・活動内容)を家族・ケアマネジャー・主治医で共有。

ここから「書き方のコツ」(深めたい方向け)

すぐ使いたい方は、ここから先は読まなくて大丈夫です。デイサービスならではの書き分けのコツをまとめました。

コツ1:「デイサービスに行く」を目標にしない

❌ 長期目標:デイサービスに週2回通うことができる。

⭕ 長期目標:週2回の入浴を続け、清潔を保って人と会うことを楽しめる。

📝 ケアプランあるあるの筆頭が、この手段と目標の混同です。デイサービスは手段であって、目標ではありません。「行くこと」を目標にすると、通えている限り自動的に目標達成となり、モニタリングで評価するものがなくなります。問い直す質問は1つ。「通った先で、この人の暮らしはどうなるのか」。答えが入浴なら入浴を、歩行なら歩行を、交流なら交流を目標の文にします。例外は利用開始や拒否がある時期で、この段階に限り「週1回の利用に慣れる」といった定着そのものを短期目標に置くことがあります。その場合も、慣れた後にどの目標へ進むのかを支援経過に残しておきます。

コツ2:レスパイトは「本人の暮らしの言葉」に翻訳する

❌ ニーズ:家族の介護負担を軽減する。

⭕ ニーズ:介護してくれる娘と、これからも同じ家で暮らし続けたい。

📝 第2表のニーズは本人を主語に書くのが原則です。とはいえ、レスパイト目的の利用は実際には家族のためのもの。それを隠す必要はありません。翻訳の手がかりは「家族が倒れたら、本人の在宅生活も終わる」という事実です。家族の休息は本人の暮らしの継続条件なので、「娘と同じ家で暮らし続けたい」は家族の休息を含んだ本人のニーズになります。そのうえで役割を分けます。家族の意向そのものは第1表の「本人及び家族の生活に対する意向」欄へ。家族の休息は、サービス内容の側に「家族:デイ利用中は休息や自分の用事の時間にあてる」と書けば、計画全体としてレスパイトの目的がきちんと見えます。

コツ3:機能訓練は「訓練する」ではなく「生活動作」で書く

❌ 短期目標:歩行訓練を行うことができる。

⭕ 短期目標:手すりを使ってトイレまで1人で歩ける。

📝 「訓練を行う」はサービス内容であって、目標ではありません。目標は訓練の先にある生活動作で書きます。トイレまで歩く、浴槽をまたぐ、玄関の上がりかまちを昇り降りする。生活動作で書いておくと、デイの機能訓練指導員が個別機能訓練計画を立てるときの目標と連動し、個別機能訓練加算の根拠づけにもつながります。なお「筋力が向上する」のような効果の断定は避け、「機能維持を図る」「今できている動作を保てる」の形にします。加齢や病状の進行がある方では、維持そのものが立派な目標です。

運営指導で見られやすいポイント

  • 目標が「デイサービスの利用」そのものになっていないか(手段と目標の混同)。
  • レスパイト目的の利用で、ニーズが本人主体の表現で書かれているか。
  • 短期目標に、評価できる表現(回数・動作・場面)と期間が設定されているか。
  • 個別機能訓練加算・入浴介助加算を算定する場合、ケアプランの目標と事業所側の計画が連動しているか。
  • 利用回数や時間の設定を、ニーズと目標から説明できるか。

現場のひとこと

「デイは嫌だ」と言っていた方が、配膳の手伝いを頼まれた日から休まなくなった、ということがあります。人は「世話をされる場所」より「役割のある場所」に通いたいのだと思います。行きたがらない時こそ、その方の役割を探してみてください。

※文例はあくまで参考です。利用回数や時間、加算の算定要件、認知症対応型通所介護の対象となるかどうかは、ご本人の状態や保険者・事業所の判断によって異なります。ご本人の状況に合わせ、ご家族やサービス事業所と相談しながら整えてお使いください。

参考・出典

  • 介護サービス情報公表システム(厚生労働省)「どんなサービスがあるの? – 通所介護(デイサービス)」

https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group7.html

  • 介護サービス情報公表システム(厚生労働省)「どんなサービスがあるの? – 認知症対応型通所介護」

https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/publish/group10.html

本記事は「ケアマネのタネ」編集部が、現場のケアマネジャー・社会福祉士の視点を持ち寄って作成しています。実在の利用者情報は使わず、すべて一般化した架空の文例として掲載しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました